ズームレンズは、どうしても、ボケやすいのレンズです。
そこで、被写界深度が異常に広い設計になっています。
毎年、桜の写真を撮りに行っていますが、望遠系のズームレンズをチョイスしています。
桜の花は、枝にかなり密集して咲いています。単焦点レンズだと、被写界深度が狭すぎて枝に付いた花の塊全体を写せないのです。
望遠系のズームレンズだと、絞りを開放にしても、被写界深度が広いので、枝に付いた花の塊の全体にピントを合わせて、バックを完全にボカした写真を撮影する事が出来ます。
バックは、桜の花をわざわざ取り込んで、完全にボカして、ピンク色のバックにする事に成功しています。
自分では、写したい桜の花の塊を浮き上がらせて、バックを桜の花のピンクにして、綺麗に写していると思っております。
単焦点レンズでは、写せない写真となっています。
【作例】
桜
55-210mm F4.5-6.3
141.9mm
F5.3の解放
1/400秒
シャッタースピード優先
ISO 200
ズームレンズの特性の被写界深度の深さが発揮されて、桜全体にピントが合っています。
たんぽぽ
50mm F1.8
絞り F1.8
シャッタースピード 1/1250秒
シャッタースピード優先
ISO 100
たんぽぽの一部分だけにピントが合っている写真になってしまいました。
被写界深度が浅すぎるのが原因です。
F1.8の解放ではなくて、少し、タンポポ全体にピントが合う位に、絞り込むべきだと思います。
桜
50mm F1.8
絞り F1.8
シャッタースピード 1/4000秒
シャッタースピード優先
ISO 100
桜の花の一部分だけにピントが合っています。
単焦点レンズの被写界深度が浅さが原因です。
F1.8で撮影していますので、もっと、絞り込むべきだったと思います。
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