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執筆者の写真神山 義尚

写真撮影時の三脚の使い方

更新日:11月6日


【三脚の使い方】

三脚の脚は、出来るだけ伸ばさずに使うのがベターです。

理由は、段毎にチューブの肉厚以上に細くなっている為、伸ばすと耐荷重が大きく低下して、ブレボケ写真を写してしまう可能性があるからです。


ロックナット形式の三脚のロックナットを完全に緩める方向にナットを回転させると、脚が外せます。

脚を外してみると、良く分かります。段ごとに、大きな隙間があり、グラグラの状態なのです。

グラグラの状態をロックナットで締めているだけなのです。


鉛筆の端っこを指でつまんでいる様な状態ですね。簡単に動いてしまうと言う分けです。

こんな状態ですから、脚を延ばすと耐荷重が低下してしまうのです。


また、センターポールも使わない方が良いと言われています。

センターポールを止めている留め金だけで支えているので、グラグラだから、使わない方が良いと言われているのです。

脚のロックナットだけで止めていると言う状態と同じ状態だからです。


脚を広げて使う場合は、絶対に脚を延ばして使うな!と、わざわざ、「絶対」と言う言葉を付けて言いたくなる位に、耐荷重が低下します。

脚を広げて使っていると、ちょっと、上から抑えるだけで、脚が広がると言う経験をしています。

ロックナットの部分から、折れ曲がる様に脚が広がってしまうのです。

ローアングルでの撮影をする場合は、脚を伸ばさずに脚を広げて使用する事をお勧めします。

できたら、ローアングル撮影は、手持ち撮影や、ミニ三脚を使用して撮影する事をお勧めします。


【お勧めする三脚】

GITZOです。

プロカメラマンが毎日使用して壊れないと、評判の良い三脚です。

他の三脚は、全部、壊れてしまうらしい。


センターポールを使用しないのだから、センターポール付のマウンテニアよりも、センターポール無しのシステマティックが良いと思っています。

システマティックも、後で、センターポールを付けたいと思えば、付けられるシステムになっています。


3型、4型、5型あり、さらに、3型ロング、4型ロング、5型ロングとあり、それぞれ、3段と、4段があります。


脚を完全に伸ばした時の高さは、3段も4段も同じ高さです。


全く別に、ジャイアントと言うのもあります。これは、とにかく、高さが必要な方がお買いになる三脚です。

三脚を使うのに、脚立に乗って使う様な高さが必要な方が使う三脚です。


以下に、ジャイアント以外の三脚でどれが良いかを説明します。

今、僕は、G1329と言う古い型の中古のカーボン製の三段のGITZOを使用しています。

雲台込みの全重量は、3.8kgです。カメラを乗せると4kg越えです。

持って歩くのがきついと言う方が多いのですが、僕は、重いと感じた事がありません。

むしろ、軽いと感じている位です。今は、最新型の5型ロングの三段が欲しいなどと思っている次第です。

最新型の5型ロングの三段の重さは、今使用している中古のGITZOと同じ重量だからです。


さて、何故軽く感じるのか?です。

それは、体に負荷がかからない持ち方をしているからです。

雲台が、1.5kgあります。これを外して、両肩で下げられるバックパックに入れています。

両肩で下げられるバックパックに入れてしまえば、1.5kgは、軽いのです。


最新の風景撮影用のGITZO雲台は、0.8kgで、耐荷重13kgだそうです。最新のが欲しいですね。


三脚の脚だけだと、2.3kgなので、軽いのです。

バックパックの肩パッドに引っかけて下げて歩いています。

山に登る場合は、バックパックの肩ベルトに、マジックテープ2.5cm幅を二本巻きつけて、三脚のショルダーを巻きつけたマジックテープで固定すると言う準備をしています。

実は、まだ、山行さんをやっていないので、マジックテープ固定方法が上手くいくかどうか分からない状態です。

多分、成功すると思っています。

GITZOの三脚(G1329)をたたんだ長さは、73cmです。最新のは、三段ロングで60cm位とちょっと、短くなっています。

最悪、バックパックに括り付けて登る覚悟ていますので、問題ないと確信しています。


【結論】

三段ロング5型をお勧めします。

対して重くないし、段数を増やして4段にしても、伸ばした時の最大の高さは、同じです。

ロングは、一本の長さが長いので、伸ばした時の高さが得られるのと、二段伸ばせば使える高さになるから、ロングタイプが良いのです。

また、システマティックの5型は、センターポールが付いていないので、意外と軽いのでお勧めです。


綺麗な写真を撮りたいのならば、三脚は、思い切って脚の太い物を買いましょう。

雲台外してバックパックに入れて運べば軽いからです。

中途半端に軽さを求めて中型三脚は、買わない方が良いと思います。

逆に、ローアングル撮影用にミニ三脚や小型三脚は、買って良いものだと思います。


【三脚の重さについて】

三脚は、風の強い日に使う事があります。重いと、風に強いのです。

重りを用意して、バックパックに入れています。

鉄アレイ5kgまたは、7.5kgです。

この重りがちょっと、重いので、困っています。

山行さんをやる時や、風が強くないと分かっているときは、重りを置いていこうかと思っています。


現在使用しているGITZOの三脚(G1329)は、雲台込みで、3.8kgあるので重り無しでも十分な重さがあるので良いかなと思っています。

最新の5型ロング三段にしても、雲台込みで、3.0kgあるので、少々の風では、ビクともしないと思っています。



【余談】

樹脂繊維入りプラスティックが開発されたらしいですが、早く三脚に使われる様になると良いなと思っています。

鉄の5倍の強度は、凄い。カーボンより遥かに強靭なので、軽くて持ち運びし易い三脚ができるだろうと期待しています。

軽すぎて、アンカーとかが必要になりそうですけど。

それこそ、鉄アレイを常備する必要性が出てくるかもですね。



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